1951-07-28 第10回国会 衆議院 大蔵委員会 第62号
そうすることによつて海外貿易、海外経済に依存する度の非常に強い日本の経済といたしましては、どうしても今申し上げ雷したような国際物価というものを基準にして、安定的にさや寄せして行くということよりほかないと思います。
そうすることによつて海外貿易、海外経済に依存する度の非常に強い日本の経済といたしましては、どうしても今申し上げ雷したような国際物価というものを基準にして、安定的にさや寄せして行くということよりほかないと思います。
そういう場合にはベルギーの例を引くのではありませんが、この増加する人口を家庭工業、あるいは軽工業の方面に利用いたしまして、そうしてこの工業力によつて海外貿易を求めて、食糧を獲得するという方面に考えを及ぼさなければならぬ。かように考えておるのであります。 しからばさように考えながら現政府においては、この農業生産に対する予算をどれだけ見積つたか。
従つて海外貿易の輸入促進並びに確保の問題は、すこぶる重要であると考えるのであります。従来の保税倉庫及び保税工場制度では不便でありまして、現状に適せざる點が多いのであります。さらに廣汎なる輸入確保の途をはかる必要があると考えられるのであります。
○國務大臣(芦田均君) 只今伊東君より、今後の我が國の経済的再建に当つて海外貿易に一層の努力を傾けなければならないという御趣意を以て、詳細に御意見を御発表になりました。政府においても全く同感であります。
しかもわが國の現在の生産品はすべて國内において消費しないで、できるだけ消費節約することによつて海外貿易に向けなければならぬ。そうして食糧及び資材の輸入にこれを充てなければならぬ。國内消費はきわめて圧縮されておるのであります。從いまして國内消費のきわめて窮屈であるということ厳粛なる事實は、これをいかんともすべからざる日本経済の本質の制約があると思うのでございます。